『魚がし三代目 千秋』 スペシャルP
「秋の味覚を楽しむ会」2008 9/27
秋の味覚・・・さてどんな物が出てくるのでしょうか まずはお品書きから
左の写真は店長の小川さんが今日のメニューを説明している姿です

いくらの醤油漬け
(根室)
このイクラは千秋で醤油漬けにしたものだそうです
醤油の味が濃すぎたりせずに、そっと卵を包むような感じで卵も皮が柔らかいため「プチッ」とすると言うよりも舌の上で優しく広がっていくような気がします
ひと言で言うと・・・美味いっ(笑)

銀杏
塩味で苦さというかえぐみはまったくありません 同席した方は「銀杏が嫌い」と言ってましたが「これは美味い!これなら食べられる」と絶賛してました(笑) 普段は嫌いな物でも美味しければ食べられる、それが千秋ですね ちなみに私は銀杏は大好きで、子供の頃から炒めた銀杏の殻をバリバリ剥いて食べてました(笑)

生本マグロ(大間)
生の本マグロです しかも大間産!この中トロの色と輝きを見てください(笑) いつも食べている千秋のマグロも美味しいですが これはさらに一段上です!赤身の噛むほどに感じるうまさと、中トロのにじみ出る脂 その脂も気持ちの良い脂です なかなか個人的には食べることが出来ないレベルですね

鰹のたたき
鰹のたたきを味の違いで2種類です 通常のポン酢を使ったたたきと塩を使ったたたきです ポン酢のたたきですが・・・すごいですこんなに美味しいカツオのたたきは私にとっては初めてかも 塩のたたきは最初は何も付けずに食べてみましたアッサリしています・・・が、その後は酢橘を絞って食べました(笑)こっちの方が美味しかったかも

秋鮭(羅臼)
秋です鮭です秋鮭です!さらにその中でも『幻の鮭』と言われるのが『羅皇』というブランドだそうです
シロサケの中から川にのぼる前の大人になる前で、表面が銀色の物を「銀毛鮭」と言うのだそうです(『銀鮭』は鮭の種類が違うので別物) その中でも脂のノリや大きさなど知床の羅臼漁連が認定した物を『羅皇』というブランド品として出荷しているとの事 その出現頻度は『鮭児』よりも低いのだとか 去年は634匹だけが認定されたそうです
店長の小川さんも漁連の人の薦めで今回初めて使ったのだそうですが、この脂ののりと味の濃さには驚いたようです
 実の堅さは春の「サクラマス」の方が柔らかいですが(種類も違うから比べるな?(笑))、食べてビックリ!メッチャ美味いです 
欲しい人は下の↓羅臼漁連のHPから見てください 買えるかも
http://www.jf-rausu.jp/raou/

シメサバ(小柴)
千秋のシメサバは酸っぱくありません なぜならば酢を使っていないからです 「しめるのは酢ではなく塩を使う」からだそうです 「本店」と「はなれ」では料理長のそれぞれのやり方が違うので味が違いますが どちらも美味しいです サバ特有の臭みもなくさっぱりとした味です

甘鯛と松茸の蒸し物(舞鶴)
これも素晴らしいです 甘鯛ってこんなに美味しいんだ・・・とあらためて感じました 今回はさらに松茸と組み合わせていますが これも素晴らしく調和してます とろみのあるアンには松茸の茎の部分をほぐして一緒に煮込んであるようです このアンの香りと味がみごとで全部飲み干しました
松茸自体は輸入物だそうですが 輸入物なのにほとんど国産と変わらない物があったので買ってきたのだそうです 輸入物にもそういうのが探せばあるんですねえ・・・

栗ご飯
さぁ そろそろ終盤になりました(笑) やっとご飯です!この前にもご飯が欲しくなったことが何度か・・・(いくら・鮭)
まずは栗ご飯のご飯だけを食べると・・・思わずニヤッとしてしまいました(笑) ご飯だけなのに栗の味がふわ〜っと口の中いっぱいに広がります いいですねえ〜 もちろん栗そのものも美味しいですよ そうじゃなかったらあんなにご飯が美味しくならないですから

甘鯛の潮汁
甘鯛そのものの姿は見えませんが『汁だけ』で十二分に甘鯛の存在感があります 松茸との蒸し物も最高でしたがこちらは甘鯛の美味しさがストレートに出てる気がしますね 
栗蒸しようかん
締めはこのイベント定番の茂助の甘味です
今回は『秋の味覚』ということで栗蒸しようかん
茂助の甘味は全体に甘みが抑えられていて食べやすいです 
今回も大変美味しくいただきました 千秋のみなさんありがとう!
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