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ライブを複数のカメラで撮影した時の
編集で気をつけること

私がいつも気をつけていることです
抽象的な表現になりますが、理解して頂けたら嬉しいです

1.音のリズムを数える 音楽ですからやはりリズムを考えてカット割りをしましょう
ただし、あえてズラした方が良い場合もあります
また 画のタイミング(手を振り上げるなどの動作)を
優先的にする場合もあります
2.表の拍子で画面を切り替えるか、
  裏拍子で切り替えるか
その時の音によっては、切り替えるタイミングを裏で行う場合があります
1曲全て同じで無くても構いません
3.音楽と歌詞を聴きながら
  “今は何を見せるべきなのか考える”
音だけ聞いているとわかりにくい部分(コーラスや楽器)も
その映像を見せることで音がハッキリ聞こえてきます
また、歌詞の内容によってボーカルの表情のアップが良いのか
ステージ全体を見せた方が良いのかが変わってきます
1番と2番では違うカット割りにするべきか、
同じにするべきかも考えましょう
4.長さはどのくらいが丁度良いか あまり長すぎるのも問題ですが、あえて画面を変えずに
同じカットでじっくり見せることも必要な場合があります
5.それぞれのカットに意味を持たせる 上のことを考えながら、全てのカットに意味を持たせましょう
それによって見ている人の心もつかむことが出来ます
AからBのカメラに切り替える間にCを選ぶかDを選ぶか
それによっても全体の意味合いが大きく変わることがあります
この他にも注意する点はいろいろありますが、経験も感性の一部です
多くの事をやって経験すれば、引き出しの中に持ち駒が増えます
それを、いつどこで使うと効果的なのか選択するのが感性です
もちろん そんなことを考えなくても出来てしまう人もいるかもしれません
そういう人をきっと天才と呼ぶのでしょう
残念ながら私にはそんな才能はないので いつも必死に考えています(笑)

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