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動画を静止画(フリーズ)にすると


 最近テレビを見ていて静止画がきたないのをよく見かけます。時間が無くてそこまでやってられなかっただけだと思いますが・・・たぶん。
 ひと言で言えば『フレームフリーズ』『フィールドフリーズ』の使い分けが間違っているのです。
画質を良くしたい場合には、これは基本的なことなので確実にやってください。また、ディレクターの方は実際に操作をするわけではありませんが、今後ノンリニアを使って自分自身で編集をする場合に役に立ちます。

動きの速い映像をフリーズにすると

速い動きの映像
フレームフリーズ フィールドフリーズ
ぶれて二重になる 縦方向にギザギザする
この画像は実際の画面よりも強調してあります

 動きのある映像の場合『フレームフリーズ』すると画面がぶれて二重になってしまいます。また、『フィールドフリーズ』すると画質が粗くギザギザになっていまします
 どちらも問題があるのですが、比較した場合、動きの速い映像の場合は『フィールドフリーズ』の方が良いでしょう。 通常の編集室においてテープでフリーズをすると(VTRの設定にもよりますが)多くの場合『フィールドフリーズ』になるはずです。
 また、ノンリニア編集ソフトの場合は『フィールドフリーズ』の設定で『動きを補完する』というモードがあるかもしれません。それに設定すると比較的ギザギザが目だたなくなります。



動きの遅い映像や文字のある画面をフリーズにすると

遅い動きの映像や文字のある画面
 
フレームフリーズ フィールドフリーズ
   
ほとんど画面も荒れない高画質 縦方向にギザギザになる、特に文字が気になる

 動きの遅い画面などをフリーズにすると画面がギザギザになってしまいます。さらに文字の入っている画面(図や表など)は文字がギザギザになるのが目だってしまいます。
 このような場合にはVTRの設定を『VTRをポーズしたときフレームフリーズ』に変更するか、スイッチャーやエフェクト機器で『フレームフリーズ』にしましょう。
 編集室でのモニターで見ている分には大した差が無いと感じるかもしれませんが、一般のTVで機種によってはかなり極端に違いが分かります。できることなら一度そのようなTVで見て欲しいと思います。かなりショックを受けると思いますよ。

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