テープ編集の時に『プリリード』と言う言葉を聞いたことがありますか?ない人は『テロップの追加をするとき再生テープが無いのに作業をしている』のを見たことはありませんか?それがプリリードです。 |
VTRを再生 | REC | |
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白完(テロップの入っていないテープ)にテロップを入れる。 |
やりくりテープ | REC | |
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白完テープが無い場合 前に入れたテロップはそのままにして、新たにテロップを追加する。 |
REC VTR | テロップを追加してREC | |
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前のテロップはそのままでREC VTRを再生しつつ、 同じテープに上書き。白素材も必要ないので完成テープのみあれば 作業できるが、失敗した場合や一度入れたものを変更することができない。 白完テープは使わない場合でも準備しておきましょう。 |
やりくりテープと白完テープ | 間違った部分を白素材と ワイプで切って使って消す |
REC | ||
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+ | ||||
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||||
やりくりテープに完パケからダビングして、白完テープとワイプして間違っている部分を消す。 そして正しいテロップを入れ直す。やり直しも出来て確実な方法です。 |
RECテープと白完テープ | 間違った部分を白素材と ワイプで切って使って消す |
REC | ||
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+ | ||||
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||||
完パケ(REC)テープとワイプして間違っている部分を消す。 そして正しいテロップを入れ直す。通常はやり直しは出来ますが、 不測のトラブルが起きたときにやり直しができなくなる可能性もあります。 その内容は説明が難しくなりますので省略しますが、プリリードは時間がないときには特にドキドキ物です |
プリリードの長所と短所 | |
長所 | 短所 |
●白完テープが必要ない。 ●ダビングをしなくて良いので時間の短縮。 |
●完パケテープに直接収録するので失敗できない。 ●トラブルやミスがあった場合、白完からやり直すことになる可能性がある。 |
一見、テロップ直しの時などに有効に思えます。しかし元の映像が消えてしまうので、万が一トラブルやミスがあったときに困ります。もちろん白完テープからやり直せば良いのですがさらに時間もかかります。やり直すにしても他人がやった物のやり直しはもっと時間もかかります。 もちろんトラブルやミスは無いように作業するのは当然ですし、やり直す場合にも早く行う努力はします。しかし『万が一』と言うことを考えると、『急いでいるときほど確実に』プリリードは行わない方がいいかもしれません。 また、全部入れ直す方が修正より早い場合もあります。しかし一部だけの修正の方が時間がかかることを説明しても「なぜ全部入れ替えるんだっ!」と怒り出す人がいます。 「プリリードの意味が無いじゃないか。」と思われるかも知れませんが、 1.元の編集を行ったのと同じエディターが行う場合 2.全部入れ替えるよりも一部だけ修正した方が早い場合 その他にもいろいろ条件があるでしょう。その時の状況で一番良い方法を判断して行うこと『臨機応変』が一番です。ひとつの方法に固執してはいけません。 |