外部キー(External Key)ってなに?
『クロマキー』では画面の中の『色』、『ルミナンスキー』では画面の中の『明るさ』で『切り抜き信号』を作りました。しかし、『外部キー(External Key)』では実際に切り抜かれる『画面とは無関係』に切り抜き信号(KEY信号)を作ります。静止画を扱うのに慣れている方には『アルファチャンネル』と言えばわかりやすいでしょう。 |
クロマキー | ||||
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ルミナンスキー | ||||
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『クロマキー』と『ルミナンスキー』の場合は、切り抜くための画像とベースとなる画像の2つがあれば良かったのですが、外部キーではもう一つ必要になります。(KEY信号) |
合成素材A | 合成素材B | KEY信号 | 合成画像 | |||
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文字の形に映像を切り取り合成する | ||||||
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地図などの静止画画像を部分的に半透明にして合成できる | ||||||
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ルミナンスキーでは縁が出やすかったソフトエッジも綺麗に出る |
テープ編集では難しかった・無理だった複雑なテロップもフォトショップや専用ソフトで作成可能 | ||
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切り抜き信号を元の画像とは別に作るため、使ってはいけない色や明るさがない。ただし、テープ編集で行う場合はVTRが4台(REC機含む)必要になる。 |
合成素材A | 合成素材B | KEY信号 |
合成画像 夕日を泳ぐ亀 | ||
注:この画面は同期して動いていません。パソコンによってはズレて見えているかも。 |
この場合亀の泳ぐ姿をクロマキーで撮影するわけにはいきません。またルミナンスキーをするには背景と亀の明るさに差がありません。そこで切り抜き信号(KEY信号)を別に作りました。 作る方法は、1フレームずつ手書きをする方法と、ある程度人間が書くと残りはソフトが自動的に計算して書いてくれる場合もあります。ソフトによりけりです。 基本的にノンリニア編集の手法ですが、マスクだけノンリニアで作成して、テープ編集で背景を合成する事はできます。 |