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タイムコードとは

頭からのラップタイムを見る時ズレなくて便利だから」とだけ思っている人いませんか?
もちろんそれも重要な事ですが、それだけではありません。 
まず、ビデオ作品が撮影から完成するまでの最も一般的な流れを図に示します。




 オンラインの編集室の機材が高いためスタジオ使用料も高い、もしくは長時間使えないので安い機材(VHS等)で悩みながら編集をします。そのデータを元にオンライン編集室で再び編集をします。『試行錯誤の時間はじっくり』そして『経費は安く』するために考えられたのがこの方法です。
 しかし、そのためにはオンライン用のテープとオフライン用のテープが『テープ頭から*分*秒*フレーム』では誤差が大きいため正確に作ることができません。また、途中になっているテープを入れた場合先頭まで巻き戻さないと時間がわかりません。
 そこで、まずオンライン編集用のテープに『どのVTRにテープを入れても同じ時間を指定すればテープの同じ場所がでる』ようにするため『タイムコード』と言う信号を記録します。このテープをオフライン用のVHSなどにダビングする時、そのタイムコードを画面に出して行います。これでVHSで編集したテープからデータさえ作れば同じ物ができあがるわけです。




応用例の代表として、カメラ1台にVTR1台で撮影するときに全てのVTRに同じタイムコードを入れることで、編集時に自由に切り替えることができます。




もうひとつの応用例です。PVなど音楽に合わせて何度も撮影する場合、編集時に音でタイミングを合わせることもできますが、時間もかかります。そこで、このように音楽とタイムコードを入れたテープをあらかじめ作成しておきます。テープを再生してダビングしつつ、その音楽に合わせて映像を同時に撮影します。何度撮影しても確実にタイミングを合わせることができます。


その他にもいろいろ応用されています。あなたも便利な使い方を考えてみてください。

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