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24p 60i 480i 1080i 750p これはなに?


24p 30p 60i 480i 750p 1080i 1080p
1125i 525i 750p 525p

こんな数字を時々見かける事があると思いますが(見たことない人は今後見るかも知れないので覚えましょう)、これってなに?と思いますよね。これは大きく分けて、『毎秒の画像数』と『画像の走査線数』の二つの分類が同じ書き方になっているために混乱しているのです。『走査線数』ではさらに二つに分かれます。そこで整理すると


『毎秒の画像数』で分類した場合
24p 毎秒24フレームでプログレッシブ
映画をビデオで合成や編集するときに多い
30p 毎秒30フレームでプログレッシブ
CMを合成や編集するときに多い
その場合はフィルム撮影も毎秒30コマにすること
60i 毎秒60フィールド(30フレーム)でインターレース
現行のテレビ放送

(正確には59.97フィールド、29.97フレーム)
 60p 毎秒60フィールド(30フレーム)でプログレッシブ
今年(2011)には一般のカメラでもでるでしょう

『画像の走査線数』で分類した場合(有効走査線数)
480i
(525i)
有効走査線数480本でインターレース
(現行のテレビ放送やDVD等)
480p
(525p)
有効走査線数480でプログレッシブ
(映画のDVD等)
720p
(750p)
有効走査線数720本(ハイビジョン)でプログレッシブ
コンパクトデジカメなどではこの方式もまだ多い
1080i
(1125i)
有効走査線数1080本(ハイビジョン)でインターレース
(現行のハイビジョン放送 )

AVCHD方式でのデジタル一眼撮影では撮像版が1080pだがAVCHDの規格の問題で出力は1080iのものもある。この場合、見た目では1080pと同じように見える
今後1080pのAVCHDの規格が出るかも?
ビデオカメラはこの方式が多い
1080p
(1125p)
有効走査線数1080本(ハイビジョン)でプログレッシブ
デジタル一眼・コンパクトカメラなどに多い

『画像の走査線数』で分類した場合(全ての走査線数)
525i
(480i)
総走査線数525本で実際は480iと同じもの
525p
(480p)
総走査線数525本で実際は480pと同じもの
750p
(720p)
総走査線数750本で実際は720pと同じもの
1125i
(1080i)
総走査線数1125本で実際は1080iと同じもの
1125p
(1080p)
総走査線数1125本で実際は1080pと同じもの

つまり 現行の日本のハイビジョンTV方式は 『毎秒画像数の60i』であり、かつ『走査線数1080i(1125i)』 なのです。
今後は『総走査線数』で表現するよりも『有効走査線数』で言うことが多くなると思われます。
しかし、同じ内容の事を似たような言い回しで言うのは、ホント紛らわしい・・・迷惑ですよね。なぜこのように 色々な書き方があるのかは私にはわかりません。




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